数秒もしないうちにひんやりとした感触が足首に触れ、きゃっと小さな声を上げた。海の向こうはこんなにも濃い青色なのに、波打ち際はガラスみたいに透明だ。体ごと後ろに振り返り、右手を大きく降って急かす。
「早くー! こっちこっちー!」
「待って待ってー!」
「おいっ、置いてくなよ!」
穂花ちゃんと律樹が、競うようにこちらへとやって来た。冷たいだの何だのと騒ぎ出す彼らに、バシャリと水を掛けてやる。
「しょっぱ! お前、口ん中入ったじゃねーか!」
「ふふふ。油断した貴様が悪いんだよ……って冷たぁっ!」
「油断したね涙衣ちゃん」
そのままバシャバシャと水を掛け合い、誰が一番泳ぐのが速いか勝負する。散々遊んで疲れ果てて、まだ体力が有り余っている二人を放置して砂浜へと上がる。そろそろ荷物番を交代しないと、湊がキレてしまいそうだ。
「あー、さっむ。湊、荷物番代わる」
「んー」
海パンの上に着たまま泳げるパーカー、更にはサングラスというこのメンバーの中で誰よりも紫外線対策に力を入れた湊が、ぼんやりと遠くを見つめながら生返事を返す。
海水を吸って重たくなった水着の上からパーカーを羽織り、クーラーボックスからコーラを出してぱきりとペットボトルの蓋を開ける。
シュワシュワと心地いい音を立てる黒い炭酸で、一気に喉を潤した。ヘトヘトに疲れた体内にそれはとてもよく染み渡った。
「早くー! こっちこっちー!」
「待って待ってー!」
「おいっ、置いてくなよ!」
穂花ちゃんと律樹が、競うようにこちらへとやって来た。冷たいだの何だのと騒ぎ出す彼らに、バシャリと水を掛けてやる。
「しょっぱ! お前、口ん中入ったじゃねーか!」
「ふふふ。油断した貴様が悪いんだよ……って冷たぁっ!」
「油断したね涙衣ちゃん」
そのままバシャバシャと水を掛け合い、誰が一番泳ぐのが速いか勝負する。散々遊んで疲れ果てて、まだ体力が有り余っている二人を放置して砂浜へと上がる。そろそろ荷物番を交代しないと、湊がキレてしまいそうだ。
「あー、さっむ。湊、荷物番代わる」
「んー」
海パンの上に着たまま泳げるパーカー、更にはサングラスというこのメンバーの中で誰よりも紫外線対策に力を入れた湊が、ぼんやりと遠くを見つめながら生返事を返す。
海水を吸って重たくなった水着の上からパーカーを羽織り、クーラーボックスからコーラを出してぱきりとペットボトルの蓋を開ける。
シュワシュワと心地いい音を立てる黒い炭酸で、一気に喉を潤した。ヘトヘトに疲れた体内にそれはとてもよく染み渡った。

