『君』の代わり。


「おじゃましました」



「ひなちゃんまた明日ね」



「うん、また明日来るね!おばあちゃん」



いつも帰りに送ってくれる星野は



「おばあちゃん嬉しそうだったね
私たちが仲良しだから♡」



「うん…
絶対、オレの方が好きだよ」



「え?なにが?」



「朝日奈より
オレの方が朝日奈を好きだと思う」



そんな事を言ってくれたり



「そぉかな?」



私を優しく抱きしめてくれたりする



「絶対そーだよ…」



ーーー



ズルいよ

星野



好きだった先輩と

両思いになれなかった私



「ねー、星野…

私も星野のこと、なかなか好きだよ

星野が私を追いかけて
同じ高校来てくれたみたいに
私もずっと星野を追いかけたい

追い越すぐらい
星野が好きだな…って…
最近思うんだ…

好きすぎて…
どーしよ…星野…」



先輩の代わりとか

誰かの代わりとかじゃなくて



星野じゃなきゃ

ダメなんだ



星野の代わりもいないから…



星野が好きだから…



「望むところだけど
たぶん一生オレのこと追い越せないから…」



私を好きだって追いかけてくれる

星野は

いつも私を幸せな気持ちにしてくれる



私に片思いしてた

星野は

今、幸せかな?



「とにかく、好きなの!星野が!」



ーー

ーーー



ねー、星野



この気持ちは

どんどん大きくなるよ