ハツコイ〜僕らははじめてだった〜

「…克、ちょこっとかがんで?」

舞が言った。

「…こう?」

克が少し身をかがめた時



…ちゅ。

舞が克にキスをした。



「…や…じゃなかったよ。」

舞はそう言って克にしがみついた。


「…はー。舞、本当反則。」

そう言いながらまた克が抱きしめた。

「舞、俺…本当大好きだよ。」

「うん。」

「俺と付き合ってくれる?」

「うん。」

「意味わかってる?」

「わかってるよ。」

舞が笑った。

「…てか、焦ったー。舞に告ろうって
思ってんのに、何か怒ってるんだもん。」

「だって、克がイチャイチャしてたから。」

「だからしてないって言ったろ?
舞、やきもちやきすぎじゃない?」

「…だって、克が好きなんだもん。
それに言ったでしょ?こんな気持ちになるの
はじめてだって…自分でもわかんないよ。」

舞の抱きしめる手に力が入る。

「…舞、ゆっくりでいいからさ。
舞の想ってることとか、感じてること
これから全部俺に教えて?
2人で、色んなはじめてをつくっていこう。」

「うん。克も教えてね。」

「…俺は、今、舞が可愛すぎて困ってる。」

「…ばか。」

そう言って笑った。

「…そろそろ、戻っか?
詩織ちゃん、電話終わってるかもだし。」

「うん。」

舞が克から身体を離した。

「でも、その前に…。
俺のになってくれて、ありがとう。
本当嬉しい。」

克が言った。

「こちらこそ。よろしくお願いします。」

舞もぺこっと頭を下げた。