ハツコイ〜僕らははじめてだった〜

「おはよー。」

「おはよう。」

月曜日の朝、クラスメイト達が教室に入ってくる。

荷物を机に入れている舞の頭にふわっと
大きな手が触れた。

「…はよ。」

少し照れたような顔で、でも優しさに満ちた表情の
克が立っていた。

「…おはよう。」

触れられた場所をおさえながら、
俯きがちに舞も答えた。

いつもと一緒の朝なのに
心も身体も繋がれた安心感で
何だか違った瞬間にみえる。

シャツの下からのぞく
筋肉質の身体を、もう全部知っているせいか
舞は顔を合わせただけで、ドキドキが止まらなかった。