ハツコイ〜僕らははじめてだった〜

「そんな、俺顔に出てる?」

克が言った。

「出てる。てかずっと舞のこと見てる。」

かっちゃんが笑った。

「え?まじか。気付かなかった。
やべー。俺、気持ち悪いやつじゃーん。」

克が叫んだ。

「大丈夫だって。
舞もかっちゃんレベルに鈍感だから。」

直樹が笑った。

「克は?言わんの?舞に。」

かっちゃんが振り向いた。

「んー。言いたいような
言いたくないような。…正直、こえー。」

克が呟いた。

「今こうやって、バカばっかしてんの
楽しいじゃん?こんな関係でずっと
いれるんだったら、このままでもいーなー
とか思っちゃったりする。」

克が言った。

「でも、誰か他のやつにとられてもいいん?
文化委員の大輔も拓実も
けっこーモテるぜ?しかもいい奴だし。」

直樹がけしかける。

「絶対だめ。てか、そいつ殴る。
…それなー!俺も思った。大輔も拓実も
いい奴だからなー。悩むー。」

克が叫んだ。

「…まぁ、頑張りたまえ。
迷える子羊さんよ。」

かっちゃんが言った。

「…克幸、むかつく。
自分が腹括ったからって。」