ハツコイ〜僕らははじめてだった〜

「ん。」

舞が両手を広げて克を待つ。

「なーに?抱っこ?」

克が尋ねる。

克の言葉に頷く舞。

「お茶飲んでからね。」

そう言って克は、お茶を差し出した。


コクンコクンッ

「はー。美味しい。」

お茶を飲み干して舞が言った。

「はは、喉渇いてたね。
あーんな甘い声だしてたからなー。」

克がからかうように言った。

「もぉ、いじわる!…嫌だった?」


「正直…声聞くだけで、ヨクなった。」

克が舞を引き寄せて言った。

「…もぉ。」

舞が恥ずかしそうに俯く。


「でも本当幸せ。」

克が抱き寄せた舞の頭に顔を寄せて言った。

「私も。」

「…ふぁー。頑張っちゃったから
眠くなっちゃった。寝るのもったいないけど
一緒寝よーか。」

克があくびをしながら言った。

「うん。眠たくなっちゃったね。
克…腕まくらして?」

舞が甘えて言った。

「可愛い。…おいで。」


克に包まれて、舞はゆっくりと目を閉じた。