ハツコイ〜僕らははじめてだった〜

『…愛して…る。』

舞が涙を溜めて言った。

「…どこか痛いとこある?」

克が舞に聞いた。

「ううん。何か…克と繋がれたの
嬉しくって、涙でちゃった…。」

舞が涙を拭きながら言った。


「俺もすっごく嬉しかったし幸せだよ。
本当にありがとう。繋がれてよかった。」

克がぎゅううっと抱きしめる。


「…克ー?」

「んー?どしたー?」

「…ハジメテが克でよかった。」

「俺も。ハジメテも最後も舞がいい。」

「ふふふ。そうだね。」


「身体…きつかったろ?
お茶持ってくるな。」

克がパサッと浴衣を羽織って立ち上がった。

月あかりに照らされた克の姿を
お布団の中から眺める。


(心から好きな人とひとつになるって
こんなに幸せで嬉しいものなんだな。)


舞の心はとってもあったかくなった。

人を愛すること
誰かに愛されること
簡単なようでとっても難しい。

けれど「愛する気持ち」をずっとずっと
大切にしていきたいと舞は改めて思った。