ハツコイ〜僕らははじめてだった〜

夕方になると、食事の準備がはじまった。
手際よくテーブルに料理が並べられていく。

「わぁ。凄い豪華だね。」

「うん。本当最高。」

テーブルの上には、お刺身、しゃぶしゃぶ
天麩羅、釜飯、焼き魚、ステーキなどなど
彩りよく飾り付けられている。

「脇田様、本日はお越しいただき
ありがとうございました。
ごゆっくりお過ごしください。」

女将さんが料理の説明をして
部屋を後にした。


「克、お誕生日おめでとう。乾杯。」

舞がグラスを持って言った。

「カンパーイ。
舞、今日明日と本当にありがとう。
すっげー幸せな誕生日になった。」

「ふふふ、良かった。」



「あ!舞、海老。あーん。」

「え?いいの!?」

「だって好きだろ?」

「えー、ありがとう。嬉しい!!」

舞は机から身を乗り出して
ぱくんっと食べた。

「あっ!じゃあ克にも。あーん。」

舞がステーキを一切れ克に差し出す。

「わ!いいの?やった。」

克もぱくんっと口に入れた。