ハツコイ〜僕らははじめてだった〜

[克、今日一緒に帰れる?]

克にメールをする舞。

保健室から皆の練習場所に戻った
舞は、生島先生に絶対安静を言い渡され
1人教室に戻ることに。

体育委員以外は、直帰のため
皆グラウンドに荷物を持っていっている。

シーンとする教室。
ヒラヒラとカーテンだけが揺れていた。


しばらくして
[今、練習終わった。
この後、応援団の練習があるから
遅くなるけど。それでもいいなら。]
という克のメール。

[待ってたい。]

舞は稜の言葉を思い出してメールを返した。

[わかった。また連絡する。]


(今日の、克に心配かけちゃったよね…。
明日から休みだし、ちゃんと今日のうちに
話したいな…。)

舞は、鞄から筆箱と宿題を取り出した。
キラッと光るお揃いのキーホルダー。
舞は愛おしそうに、それを撫でた。