サーッ

「あー、沁みるけど
汗かいてたから、気持ちいー。」

舞はシャワーを浴びながら呟いた。

(んー、でも泊まることになるなんて。
下着は持ってきてたからよかったけど。
…何か、緊張しちゃう。)

コンコンッ

「舞大丈夫?」

「あ!うん!大丈夫だよ!」

「そか。タオルと着替え
持ってきておいたから。
下、ブカブカだと思ったから
俺の中学校のだけど。
…下着は、何かコンビニで買ってこようか?」

克が心配して舞に言う。

「いや、今日…その生理だったから
下着…一応持ってきてて。
だから、大丈夫!ありがとう!
ごめんね。言いにくいこと言わせて。」

舞は窓越しに真っ赤になる。
克もきっとそうだろう。

「ならよかった。じゃ、ゆっくり。
茶の間行っとくから。着替えたらおいで。」

克の足音が遠ざかるのがわかる。

「わー!もう、下着ってー。
お泊まりとか…生理じゃなかったら
きっと…。わー、何か尚更恥ずかしい!」

舞は髪の毛を洗いながら
悶々と考えていた。