ハツコイ〜僕らははじめてだった〜

「かっちゃん、何買いに行くー?」

手を繋ぎながら詩織が克幸に聞いた。

「んー、イカ焼きと焼きそばが
食べたいなー。詩織は何にする?」

「カキ氷食べたい!」

「よし、じゃあ先に
イカ焼きと焼きそば買って
カキ氷食べながら、集合場所に戻ろっか。」

克幸が提案する。

「賛成ー!」

「よしっ!じゃあ行こう。」

詩織と克幸は、屋台をめぐって
買いたいものを揃えていく。
手を繋ぎながら、詩織はニコニコだ。

「…詩織可愛い。ずっとニコニコしてる。」

克幸が言った。

「だって嬉しいんだもん。
こうやってくっついて
ずっと一緒にいられるって。」

「俺も嬉しいよ。それに、浴衣
何か…いつもより大人っぽい。」

「…本当?嬉しい。かっちゃんも
甚平、カッコいいよ。ドキドキする。」

「また来年も一緒に来ような。」

克が詩織の手を握りしめて言った。

「うんっ!絶対ね!
…あ!かっちゃん、ストラックアウト
があるよ。やってみてー!」

「おー!いいねー!やってやろ!」

克幸は甚平の裾を捲りあげて言った。