ハツコイ〜僕らははじめてだった〜

『やったー!夏休みだー!』

「また登校日にねー。」

「またねー。」

1学期、最後のHRが終わり
皆教室を出て行く。

克の机に、克幸、直樹、詩織が
集まってきた。

「ねえねえ、明後日の夏祭り
皆で一緒に行かない?克の家の近くだよね?
うちら、そっちまで行くからさ。」

詩織がニコニコして言う。

「おー!いいねー!」

「おー!楽しそう!だけど、皆Wデートじゃん!
俺だけ…ぼっち。可哀想…俺。」

直樹がしゅんとする。

「何言ってるんだよー、直樹。
裕子ちゃん誘えって。」

克幸が直樹の肩を叩く。

「いやいやいやいや。
俺が急に?おかしいでしょ。
裕子ちゃんに引かれたら、立ち直れねー。」

「大丈夫だって。
この前連絡先交換したんでしょ?」

「う…そうだけどさぁ。」

「当たって砕けろって!」

克も直樹の肩を叩く。

『いや、克、砕けちゃダメだから。』

皆、すかさずつっこんだ。


「んー、そうだな。
ダメでもともと!ちょっと今送ってみる。」

皆に励まされて、直樹は裕子に
メールを送ってみることに。

[お疲れ様(^^)
明後日、皆で柳川の夏祭りに
行くことになったんだけど
もしよかったら裕子ちゃんも
一緒に行かないかな?]

「…送信っと。」

「おー!頑張ったなー。直樹。」

「もー、ダメだったら
皆慰めろよー。アイス奢って。」

「ふふふ、いいよー。
一人一個買ったげるー。」

「並木組は皆で行くから
日曜日は、集合場所、一旦克の家でいい?」

「おう。いいよー。」

「時間帯は、18時とかでいっか。」

「うん。」

[ブーブーブーブー]

直樹の携帯にメールが届いた。