ー土曜日の夜ー

[ピロン]

「あ、克からだ。」

ベッドの中に入っていた舞は
携帯の音で身体を起こした。

[今日はありがとう。身体疲れてない?
明日、誕生日の当日だから、
やっぱ少しでも会いたいなぁと思って。
今日も会ったのにごめんm(_ _)m]

(ふふ、本当まめなんだから。)

[嬉しいよ。ありがとう(^^)]

舞は幸せそうに返信した。

[よかった*\(^^)/*そしたら、夜は
舞も家族とお祝いあるだろうし
朝練終わったら、連絡するわ。
三角公園とかに出てこれる?]

[もちろん。忙しいのにありがとう。]

[おう!おやすみ。また明日。]

[おやすみなさい♬]

(明日も克に会えるー!!)

舞はベッドに仰向けになり
足をバタバタとさせて喜んだ。

(んー。何か本当、日に日に大好きー
ってなってる。頭の中、克でいっぱいだ。
…両想いって、本当凄いことだなー。)

舞ははじめての幸せを噛み締めながら
胸元のネックレスを握りしめ
幸せな気持ちで眠りについた。