「おい。」 そんな声が聞こえた。 2人に先に行くように伝え振り返る。 「おい。なんて、 随分な言いようですね。 会社の規模が 気に食わなかったんですよね? 出来の悪い社員が間違って最終選考まで、 私どもの会社を残した。 文句は、その出来の悪い社員を持った貴方自身に言ったらどう? じゃあ。お先に失礼しま〜す。」 そう言い、その部屋を出て、 思いっきりドアを閉めてやった。 何様だよ! 俺様? 社長様? 私も社長様だわっ! 肩書きだけみたいなもんだけど...。