君に情熱が伝わるように

その日の放課後の帰り道公園のベンチで

蒼)(よーしとりあえず家帰ったら、筋トレしたりストレッチするかーってあれ?なんだろベンチで誰か泣いてる…?うずくまってるし大丈夫かな?)

蒼)あの、大丈夫?どこか具合悪い?

??)へ?あ、大丈夫です…

蒼)あらお可愛いお顔…(うちの学校の制服 ネクタイの色を見る限り1年生か…こりゃあ雰囲気からして犬系男子か…笑)

??)へ?可愛い??

蒼)やべ、心の声が…てか大丈夫じゃないでしょ、なんで泣いてるの?君名前は?

??)僕五十嵐健吾って言います。いや、それが僕さっき彼女に振られてしまって

蒼)ありゃりゃ…そういうことか、、、とりあえず飴あげるから舐めな?

健吾)へ?飴?なんでですか?

蒼)あー甘いものとか食べるといいかなって思って…私は悲しい事とかあったら甘いもの食べて癒されてるから笑 も、もしかして甘いものとか苦手だった?

健吾)いえ、!めちゃくちゃ大好きです!ありがとうございます!

蒼)良かった!

健吾)(!?え、笑顔可愛い…てかこの人のリボン見る限り同校の2年生か…こんなベンチで泣いてる奴に話しかけてくれるなんて、、優しいな)

蒼)んーなんで彼女さんに振られっちゃったのかな…?お節介かもしれないけど、私で良ければ話聞くよ

健吾)先輩…優しすぎますっ 実は、価値観が違いすぎてあわないって言われて振られてしまったんです…

蒼)あらら…でも価値観は人によって違うと思うんだけどな…あまり気にしなくてもいいと思う

健吾)ですよね、、ありがとうございます…

蒼)うん!あまり良いアドバイスとかできなくてごめんね…私恋愛経験なくて笑

健吾)いやいや!そんなことないです、心が軽くなりました!こちらこそこんな失恋話を聞いてもらって申し訳ないです ありがとうございました!あの、、もし良かったら連絡先聞いてもいいですか…?ダメだったらいいんですけど

蒼)え、全然いいよー!どぞ

健吾)よっしゃー!蒼先輩って言うんですね!ありがとうございます

蒼)いえいえ(笑)

健吾)(この先輩めちゃくそタイプ…これからアタックしていこ)

蒼)じゃあ私もう行くね!またねー

健吾)はーい!また後で連絡しまーす

蒼)(なんであんなに後輩君メラメラ燃えてるんだろ…まいっか)

この後蒼は知らなかった、、この後輩君から猛アタックされ苦労するということに…