互いに堕ちるその先に


「じゃあ、ここで待っててください。
お客さんに着いて欲しい時は、
俺か周さんが呼びに来ます!」

と私を控えに案内し、
朔間くんはフロアへと戻って行った。


はぁ。疲れた。
もう、接客する前から疲れた。


フロアの方を見渡すも、
Clubの女性、
今井理沙は居なさそう。


いつ来てるかも分からないから。
運良く会えるって訳じゃないか。


そんな事を考えていると。


「莉々さんお願いします!
あっ。源氏名莉々さんでいいですか?
このお店の中だけの名前なんですけど。」

「莉々で大丈夫。」

どうせ偽名だし。