「ッ!」
デスクの下、ただフィオナは震える拳を握り締めていた。その時、「肝心なことを伝えてないですよ、サルビアさん!」とモモが言う。
「実はこの脅迫状には、黒いバラの花びらが一緒に入っていたんです。そう!皆さんが追っているマーティー・ブラックローズのものですよ」
その言葉に、フィオナは目を大きく見開く。マーティー・ブラックローズがこの事件に関わっている、そう思うと体は勝手に動いていた。
「それは本当ですか!?」
フィオナは大声を出し、椅子から立ち上がってモモの肩を強く掴む。突然のことにモモは驚き、口をパクパクと動かすことしかできない。
「そうだ。だから上層部は警戒している。そして、シオン捜査官を狙撃したとされるビルの屋上にも、同じような黒いバラの花びらがあった」
モモの代わりにフェリクスが答える。フィオナの体は小刻みに震えていった。恐怖などではない。激しい怒りからだ。
「……シオンさんを、マーティー・ブラックローズが殺した?」
デスクの下、ただフィオナは震える拳を握り締めていた。その時、「肝心なことを伝えてないですよ、サルビアさん!」とモモが言う。
「実はこの脅迫状には、黒いバラの花びらが一緒に入っていたんです。そう!皆さんが追っているマーティー・ブラックローズのものですよ」
その言葉に、フィオナは目を大きく見開く。マーティー・ブラックローズがこの事件に関わっている、そう思うと体は勝手に動いていた。
「それは本当ですか!?」
フィオナは大声を出し、椅子から立ち上がってモモの肩を強く掴む。突然のことにモモは驚き、口をパクパクと動かすことしかできない。
「そうだ。だから上層部は警戒している。そして、シオン捜査官を狙撃したとされるビルの屋上にも、同じような黒いバラの花びらがあった」
モモの代わりにフェリクスが答える。フィオナの体は小刻みに震えていった。恐怖などではない。激しい怒りからだ。
「……シオンさんを、マーティー・ブラックローズが殺した?」


