新幹線の窓から外の景色を眺めていると、いつもと違う見慣れない風景にだんだんと旅行気分が増してきた。

このために買ったガイドブックをペラペラと捲りながら気分を盛り上げていく。王道な観光名所も外せないけどコアな名所も興味をそそる。気になる箇所を付箋でピックアップしながらはやる気持ちに顔が揺るんだ。

なにしろ一人旅なのだ。
誰にも何にも縛られず自由に行動できる。
時間だって使い放題。
最高じゃないか。

京都駅に降り立ったとき、私の心はウキウキと弾んでいた。同じ日本なのに異国の地を踏んだかのような気分にテンションが上がる。

スマホで京都駅をバックに写真を撮る。
写真も旅の醍醐味なのだ。

地下鉄を乗り継いで四条で降り、三条に向かってプラプラとウィンドウショッピングをしながらのんびりと歩いた。特に代わり映えのしない商店街や通りによっては情緒溢れるもの、いかにも京都らしいもの、様々だ。お天気にも恵まれて絶好の旅行日和になった。