清水寺の敷地内には地主神社があり、縁むすびで有名だ。清水寺に行きたかったのもどちらかというとこの神社がメインで、私の散々な恋を綺麗さっぱり洗い流し新たな風を巻き起こしたいと神頼みしたかったからだ。
「恋占いの石だって!これか、ガイドブックに載ってたやつ」
恋占いの石というのは、一方の石からもう一方の石まで目を閉じたままたどり着くことができればその人の恋は成就すると言われている、恋の行方を占う石だ。人気らしく、この日も何人かの観光客が挑戦してはキャーキャーと黄色い声を上げていた。
「潤くんやってみなよ?」
「え、俺?」
「彼女いる?」
「いない」
「好きな人は?」
「……いる」
「おお!じゃあやるべきだね。はい、こっちに立って目閉じて」
強引な私に潤くんはしぶしぶ従ってくれる。潤くんの恋が上手くいきますようにドキドキしながら祈っていると、潤くんはそろりそろりと歩いて見事に石にたどり着いたのだった。
「やったー、潤くん!恋叶うよ!」
私の喜びに潤くんは小さくガッツポーズをする。そっかそっか、やっぱり嬉しいよね。神頼みでも恋が上手くいくって言われたらテンション上がる。
「恋占いの石だって!これか、ガイドブックに載ってたやつ」
恋占いの石というのは、一方の石からもう一方の石まで目を閉じたままたどり着くことができればその人の恋は成就すると言われている、恋の行方を占う石だ。人気らしく、この日も何人かの観光客が挑戦してはキャーキャーと黄色い声を上げていた。
「潤くんやってみなよ?」
「え、俺?」
「彼女いる?」
「いない」
「好きな人は?」
「……いる」
「おお!じゃあやるべきだね。はい、こっちに立って目閉じて」
強引な私に潤くんはしぶしぶ従ってくれる。潤くんの恋が上手くいきますようにドキドキしながら祈っていると、潤くんはそろりそろりと歩いて見事に石にたどり着いたのだった。
「やったー、潤くん!恋叶うよ!」
私の喜びに潤くんは小さくガッツポーズをする。そっかそっか、やっぱり嬉しいよね。神頼みでも恋が上手くいくって言われたらテンション上がる。



