「ごめんね…きいちゃん…」 結局きいちゃんは見えずじまいで、 私達の‘一大イベント’は終了した。 『うーん…いいよ。 またやろうぜ。』 ‘コアラのマーチ’を口にほうり込みながらきいちゃんは言った。 『でも…』 きいちゃんはコアラのマーチを食べるのをやめ、私の顔を見た。 「でも…?」