俺をもっと利用して?

次の日の昼休み

また由香利ちゃんは虐められていて、

いつものように私はその光景を見て助けようとも思わなかった。

「あのさぁいつまで黙ってんの?」

「早く話せよ」ガンッ

こいつらは足癖悪いのかと思いながら私は教室を出ようと立ち上がった

「…てよ」

「あ?何言ってんのか聞こえねえよ」

「もう、やめてよ!!!!」

由香利ちゃんが抵抗してるのを初めて見て正直びっくりした

「は?うざ、なんのつもり?」

「こんなことして暇なの?」

「うざすぎ、黙れよ。咲菜、トイレ連れてこ」

「やめてよ!助けてっ誰か…!」

当然皆必死に目を逸らして聞こえないフリをしていた。

私も絶対に助けない、そう思ってたのに。

口が、勝手に、

「やめなよ。そんなつまんないことして楽しい?」

「は?進藤だっけ?いきなり何?」

「いいよ咲菜、きっと何かに憧れてヒーロー気取りなんだよ、かっこいいね?ヒーローさん♡」

「そうだよ、あんた達みたいな人を虐めることでしか自分の強さを見せれない奴よりヒーローの方がよっぽどマシだしかっこいいじゃん?」

私が言えることじゃないじゃん、

「黙れよ。」

香奈が紗兎を叩こうとした

バシッ

「香奈、やりすぎだって」

逢野くんが香奈の手を止めてくれて私は助かった、、怖かったぁ、、

「峻くんっ!それに、愛くん…?」

「違うのこれはっ…!」

香奈!この期に及んで言い訳する気か!

「…別にいいんじゃない?」

「愛…!何言ってんだよ!ダメに決まってるだろ!」

「そっ、そうだよね!進藤さんごめんねっ!私、ご飯食べてくるっ!」

「わっ私も!」

「進藤ちゃん!大丈夫だった?」

「うん!私は大丈夫!逢野くんさっきはありがと!」

「それより由香利ちゃん大丈夫だった?もっと早く助けたかったのに見て見ぬふりしてごめんねっ」

「ううん!本当にありがとう!!仲良くしてくれると嬉しいな…いいかな?」

「え!?もちろん!!嬉しい!」

「つまんなっ」

「ちょっと、愛?何言ってんの」

「…」

その後犀川くんは黙ったまままたどっかへ行ってしまった