明暗フェイス

「彼女が居るから無理だって〜」




そう言って涙を流す亜紀の失恋カラオケに私は5時間付き合わされた。




涙声で繰り出されるバラードの嵐に私は正直、眠気を押さえるのに必死だった。



友達の失恋・・




正直、どうでもよくないですか?




失恋後の亜紀は、バイトも辞め、胸にぽっかりと空いた空虚感を埋めるためにひたすら摂食活動を続けている。




携帯

菓子

携帯

菓子




続ける限り、明るい未来の見えないコンボ




アーメン