「そういえば純ちゃん、あの後あの日会った店員がめっちゃ可愛かった〜とかゆって、後で普通の格好でお店に行ってたな
そしたら、バイト辞めててがっかりしてた。」




キモキングが淡々と語る言葉に私は驚いていた。




「・・それって私の話?」



あまりにも信じられない真相に私はキモキングに聞き返していた。




「・・そうだよ。
どこが可愛いんだか」




キモキングが私の顔を一点に見つめ、何ともムカつく台詞を吐き捨てた。




「あんたさ、容姿に絶大なるハンディキャップ背負ってんだから、愛想だけでもよくしないと彼女出来ないよ?」




私が余計なお世話を述べると




「お前こそ年上に対して、その言葉使い、社会に出た時痛い目みるぞ?」




とまたしてもムカつく台詞で返された。




なんともまぁ




最後までキモキングらしい態度




私は逆に清々しい気持ちになった。