そのままじっと、虹を見つめている彼女の横を、学校帰りの子供たちが、はしゃぎながら通り過ぎていきました。 「バイバイ、またね。」 「うん、また明日。」 (また、明日・・・。) 彼女は、もう一度虹を見上げると、にっこりと微笑んで歩きだしました。