─── 放課後
クミちゃんはバイトがあるからと、HRが終わると直ぐに帰ってしまった。
わたしはと言うと、課題少しでもやってから帰ろうかなと思ったけど問題が分からなかったし、帰りが遅くなってまた変な人達に絡まれたら怖いなと思ってやめた。
「あのっ…!」
駅に着くと北高の制服を着た女の子に声をかけられた。
黒のロングヘアで、どことなくクミちゃんに似た雰囲気がある。
「わたし…ですか?」
周りをキョロキョロしてみるけど、近くに誰もいないし多分わたしのことだよね…?
「その制服、南高ですよね?」
女の子が1歩、わたしの方へ歩み寄る。
「そうですけど…」
「ここら辺の道とか、分かったりしますか?」



