「…そっか、そうだよね。でも、桃花はもう幸せになっていいと思うんだけどな」


「……、」


「それより!パシリになったとはいえ出来ないことはちゃんと出来ないって言うこと!無理だと思うこともね!!」


「は、はい」



「…もし、桜庭が桃花の気持ちを利用して何かしようもんならあたし許さないからね」



「ありがとう、クミちゃん」



わたしはいい友達を持ったな…とちょっぴり嬉しくなった。
わたしの為にこんな風に言ってくれるなんて初めてだし。




「てか聞いてよ!」



「うん?」



その後はいつもの通りクミちゃんの好きな韓国ドラマの話で盛り上がった。
明日から少し不安があるけど、クミちゃんもいるしきっと大丈夫だよね…?