俺は小さい頃に両親が離婚している。

親に父と一緒に過ごすか、母と一緒に過ごすか、聞かれ俺は何となく母について行った。

それから俺は苗字が変わった。

鈴木 空から
如月 空に

苗字が変わったってなんにも思わなかった。

父親と離れるのも悲しいと思わなかった。

それなのに

幼なじみの千星と離れるの悲しくて寂しかった。



俺には、隣の家に住む幼なじみが居た
その子は、七瀬 千星 女の子

元気いっぱいで強がってだけどほんとは、弱い。

だから俺が居ないと千星は、ダメだった。

犬に吠えられても、泣くし、
転んでも泣く。

俺が助けると千星は、必ず

「ありがとう!」と言って
すごく可愛らしい笑顔で笑う。

この笑顔をずっと守りたいと思った。

ある日俺の家に千星が来た時テレビでドレスを着た女の人が写ってた。

それをみて千星は、

「ちほもあんなドレスきたいなー!」

と目をキラキラさせながら言った。

「けっこんすればきれるんじゃない?」
俺は千星にそう言った。

そしたら千星は、

「じゃあ ちほは、そらくんと、けっこんする!」

「うん!約束ね!」

そう言って約束をした。

そんな事を今でも覚えている。