?「はぁ?そんな訳ないだろう。...ついてこい。」
男の子が言い、私は男の子の後ろを歩いた。
しばらく歩くとまた三ツ橋神社と書かれた鳥居に着く。
?「...はぁ、どうやら帰れないと言うのは本当らしいな。」
『でしょう?』
私が一歩近づくと男の子は一歩後ろに下がった。
『...?』
?「おい、とりあえず今日はもう休め。すぐそこに小屋がある。」
『あ、ありがとう。』
?「明日帰る方法を探すぞ。」
『うん、あの...名前、なんて言うの。私は三谷永久(みたに とわ)。』
「俺はクオン。」
私はクオンに近づいて右手を出す。
『よろしくね、クオン。』
ク「おい、俺に触るなよ。」
クオンは私と距離をとった。
『な、なんで?』
そんなに私の事が嫌いなのかな?
ク「俺に触ると、トワが不幸になるからだ。」
...不幸?
『...どういうこと?』
ク「...とにかく俺に触るなよ。」
ものすごく声を低くして言うクオン。
『わ、分かった。』
あまりのオーラに思わず頷いてしまった。
ク「ほら、着いてこい。」
石畳の広い場所から少し外れた所に木で出来た小さな小屋があった。
中に入るとボロくて、でも掃除はしているようで綺麗だった。
ク「今日はココで寝ろ。俺も居るからゆっくりすればいい。」
『クオン、居てくれるの?』
ク「当たり前だろ、何も無いと思うが女一人でほっとけるか。」
口調はキツいが良い奴らしい。
私を気遣ってるんだろうな。
ク「...それにその辺の物壊したり、おなかが空いて拾い食いでもしたら俺が面倒だ。」
...前言撤回、コイツ全然優しくない。
