どうやって止めよう……

「ここ!?宮野の部屋!?」

あぁ、最上さんは強引だ…最終手段をとろうと口を開く

「にーちゃーん!うおっ!靴が多い!」

南哉……?

ちょうどいい!

「南哉おかえりー、ゆずの友達会う?」
階段を上ってきた南哉に早口で話しかける

案の定目をキラキラさせた南哉は

「会う、会いたいです、千絵さんとかのさん」
ゆずは時々帰ってくる南哉に自分の友達のことを話していた

そんな美人と毎回言われてれば南哉は興味をもつに決まっている

「最上さん、横須賀さん、俺の弟」
そう言って前におす

「おおっ、美人…」
キラキラさせた目で2人を見つめる南哉にリビングへ連れ去られる

「えっと、ショートの方がちえさん!ロングで地毛が茶色の花乃さん!」
こんなこと言いたくはないが南哉はゆずのことがかなり好きだ

もちろん家族のようなという意味であって好意的なことではない

そうだったら許さねぇ…