気がついた時には救急車と警察が到着していて、部屋にいた男(奈緒の父親)は警察に連行されていった。





「やだ、やめて、、」



奈緒は点滴の針が怖いらしく壊れたように同じ言葉を繰り返している。



「奈緒、こっち見て」



その間に針を入れてくれ、とアイコンタクトをすれば



「っ、」



奈緒は少し顔をしかめたが泣きはせず麻酔の効果で眠りに落ちた