「メントスコーラなんてYOUtuberみたいですねー」 環境に優しくないお客様の食べ物をレジ袋に詰めながら、当たり障りのない会話をする。 なんせ深夜ともなると、眠気に負けないようにお客様と会話をするという刺激が欲しくなる。 寝てはいけない。 眠気を払うために、少しくらい会話があってもいいはず。 「…………なっ、何いってんだか」 渡したお釣が、チャリチャリと音をたててお財布を素通りして床に落ちる。 「あっ、お客様すみません」 自分に非がなくても謝る、それはサービス業の性だ。