「わぁっ」 …ほら。 髪の毛を整えたりする時間が無いほど。 「きゃあっ」 そんな私の声とともに止まった車のドアが開く。 うぅ…。ちょっと酔っちゃうし、ほんと心臓に悪い。 怪訝な顔をしていると、海羽っちが「なにか文句でも?」と黒い笑みで言うから、 「ナンデモナイデス」と心にも思ってないことを言う羽目になった。