あなたと出会うまで、私の人生は色のない白黒の世界でした。
あなたの優しい笑顔を見るのが何より好きでした。
あなたの悲しむ顔を見るのは何よりも辛くキライでした。


私に生きる希望を与えてくれた。
私に人を愛するという事を教えてくれた。
私に人のぬくもりを教えてくれた。
私に命の在り方を教えてくれた。


生きる事が辛い日々を送っていた私にあなたは暖かな太陽のような笑顔で「俺がお前を守る」と言ってくれた。私には何故そんなに彼が強いのか分からなかった。でも…実は違っていたんだ。
あなたも、私と同じ人間だから、

苦しくて、思い出したくない過去が
どう足掻いても消えないモノが彼にも確かにあった。
同じ人間だから、人の弱いところも何にかえても譲れない強さを秘めていた。


私は、そんな人間よりも人間らしかった陽平を好きになれた。
最後まで私を暖かな気持ちにさせてくれた陽平。





ねぇ、陽平…私頑張ってるよ。だから陽平も私のこと大きな空の上で見守っててね。