…それから半年後…


私は早乙女と龍崎の家庭教師のお陰もあり、無事に目指した大学に合格した。

お母さんとお父さんも大喜びしてくれている。

「恵美、おめでとう…良かったわね…」

もちろんあの二人も大喜びだ。

早乙女は私を抱き上げてクルクル回って喜んだ。
「恵美様、やりましたね!良かった!」

龍崎は私の顎に優しく手を添えて、頬にキスをした。
「恵美様、おめでとう…私も嬉しいですよ。」

私は顔が熱くなり爆発しそうだ。

そんな私に追い打ちをかけるように、龍崎が怪しく口角を上げながら話した。

「恵美様、これからはもう少し私達との関係も、大人の関係にしましょうね…」

早乙女と龍崎は私の両側に近づくと、私の手を両側から握った。
そして同時に跪くと手の甲にキスをする。

「---------ギ-----ギャーッ!!---------」

早乙女と龍崎はクスクスと悪戯に笑っている。

でも、私は今とても幸せだ。

これから先、いろいろな事が起こるかもしれないけれど、早乙女と龍崎そして優しい両親が居てくれる。



…早乙女、龍崎、これからもよろしくね!…






*******第一部 出会い編終了です。******

※よろしければ、恵美が大学生~社会人編もよろしくお願いいたします。