セイラ『ねぇ、メル兄〜お店の内装
少し変えたいの、何かいい案ない?』

セイカ「…そうは言っても爺さんが大切に
している物はそのままにして
おきたいしな…」


お爺さまが生前、残してくださった
このお店を、私達に跡を継いで欲しいと言っていたそうで、その意志をしっかりと受け取ってこのお店を再店するの。

お爺さまは小さい頃から天文学を
好んで沢山の事を学んでいたそうで

この喫茶店には沢山の資料が
置いてあるわ。

内装は、とてもシンプル
星型のテーブルに、月形の椅子
月の光で全体を照らしてくれる
オシャレな硝子細工の照明。

星空を眺めながら味わう
美味しい紅茶とケーキは格別よ♪


セイラ『それはそうだけど…あっそうだわ!
つきみ達に相談してみましょ!』

セイカ「!…あぁそうか、確か二人の店は星や月を扱う雑貨屋だったな」

セイラ『えぇ、そうと決まれば今すぐ出かけるわよ!』

セイカ「あっ…おいこら!そんなに引っ張るなってっ…」


今のままだと、少し物足りないと感じた私達は、月や星を扱っている雑貨屋、
つきみ達の元へ向かう。

二人のお店に置かれている品々は全て
手作りだそうよ、素敵な作品に出会える予感っとても楽しみだわ♪







み「それで、僕達は何を作ればいいの?」

セイラ『そうねぇ……綺麗な硝子細工がいいかしら?』


二人に相談したら、快く協力してくれたわ、やっぱり持つべきものは友ね!

私は硝子細工が大好きなの、
綺麗で繊細で、とても癒されるわ。
だからお客さんにも共有出来たらとても素敵よね!


み「…硝子細工は繊細だからあまり作りたくない」

つ『あら、いいじゃない 硝子細工は
深月の得意分野でしょう?』

み「そうだけど…失敗したらやり直しが効かないんだよ〜」

セイラ『みつきは硝子細工が得意なのね、じゃあ決まりね!』

「ちょっと…まだ作るなんて言ってないよね?!星海もなんか言ってよ!」

セイカ「いいじゃないか、星空のわがままもたまには聞いてやれよ」

み「い・や・だ!」


なんて、言いながらも
作ってくれることになったわ。

ふふっ、みつきは本当につきみが大好きよね、お姉ちゃんの言葉には素直なんだから、完成が楽しみだわ♪

四人であれこれ話し合いながら、
再店に向けてどんどん
忙しくなりそうね。







セイラ『うん、いいわね、これで
お客さんにも楽しんでもらえるわ♪』

み「特別に作ってあげたんだからサービスしてよね」


あれから沢山案を出し合ってついに内装の改装を終えた。

みつき達が作ってくれた硝子細工はどれも素敵で、このお店にピッタリ!

星のテーブルにはスターリウムを
窓際には様々な花瓶を飾って。


つ『深月ったら…少しは遠慮して…』

セイカ「構わないよ、二人には感謝してるんだ、特別にサービスしよう」

つ『星海くんてばもう…深月を甘やかさないで』


本当に、二人のおかげでお爺さまのお店を再店することができるわ、これは最高級のサービスをしなくちゃね。

セイラ『さぁ、再店日に向けて色々と準備しましょう!』


……To be continued