【尋ね人】
達也は、由美姉から受けた地図を便りに、海の方角へ歩いて向かった。
意外と近かったその寺院は、 海の風を受ける、丘の上にあった。
日が急激に傾き始めたこの頃、閑散とした寺院には、住職以外誰もみあたらなかった。
かなりの高齢なのだろう。
左足を引きずるように住職は、達也の元へゆっくりと歩いてきた。
「こんにちは」
達也は軽く会釈をし、
タイミングを見計らって住職に尋ねようとしたが、
「ここは〜いい眺めだや(ろ)?」
遠くを見ながら、独り言のように呟く住職。
「はい。」
「君は〜、尋ね人かい?」
「はい、ここを尋ね、待たせている人に逢いに参りました」
住職は、ゆっくりと笑顔を見せ、きた道とは反対側を指さして、二回ほど無言で頷いた。
達也は、住職に頭を下げ、導かれるように、道を進んだ。
一歩、一歩、山林の道を歩いていくと、その先には波打つ音が、段々と大きく聞こえてきていた。
大体、500mぐらい進んだころ、突然開けたと同時に、行き止まりになった。
そこには、地平線と沿岸線がすべて見渡せる、パノラマ・ビュー が広がっていた。
そして……………
ただひとつ、海風を四方から受け、夕日に照らされた……
”墓石”
があった。
達也は、由美姉から受けた地図を便りに、海の方角へ歩いて向かった。
意外と近かったその寺院は、 海の風を受ける、丘の上にあった。
日が急激に傾き始めたこの頃、閑散とした寺院には、住職以外誰もみあたらなかった。
かなりの高齢なのだろう。
左足を引きずるように住職は、達也の元へゆっくりと歩いてきた。
「こんにちは」
達也は軽く会釈をし、
タイミングを見計らって住職に尋ねようとしたが、
「ここは〜いい眺めだや(ろ)?」
遠くを見ながら、独り言のように呟く住職。
「はい。」
「君は〜、尋ね人かい?」
「はい、ここを尋ね、待たせている人に逢いに参りました」
住職は、ゆっくりと笑顔を見せ、きた道とは反対側を指さして、二回ほど無言で頷いた。
達也は、住職に頭を下げ、導かれるように、道を進んだ。
一歩、一歩、山林の道を歩いていくと、その先には波打つ音が、段々と大きく聞こえてきていた。
大体、500mぐらい進んだころ、突然開けたと同時に、行き止まりになった。
そこには、地平線と沿岸線がすべて見渡せる、パノラマ・ビュー が広がっていた。
そして……………
ただひとつ、海風を四方から受け、夕日に照らされた……
”墓石”
があった。


