【訪問者】
達也にもマスターの含み言葉わかった。ただ、あまりの突然の衝撃に、気持ちの整理が出来るわけなく、どうすることもできないでいた。
「あの子はね、おまえさんを、ずーとまっていたんだよ。ずっと。」
老婆はそういうと、とうとう我慢できずに、号泣した。
と、その時、
♪カラーン、カラーン………
休業中にし、だれも入ってくるはずのない入口があき、一人の女性が入ってきた。
それは一瞬、麻美の面影を放った。
見たことのある赤いコートを羽織ったその女性は由美姉だった。
そう、それは麻美のお気に入りのコートであった。
「由美姉……なんで?」
達也は由美姉に、麻美の面影を見たためか、瞬時にして感極まった。
「由美姉、ごめんなさい………」
泣き震えた声をふりしぼり、そう伝えるのが精一杯であった。
「たっちゃん………」
由美姉も、その一言で精一杯であった。
マスターが、立ちすくんだ由美姉を、麻美の席に 座らせ、あの”紅茶”を 無言で差し出した。
マスターと老婆は、”やっと”あの子が達也に出会えた ような気がした。
達也にもマスターの含み言葉わかった。ただ、あまりの突然の衝撃に、気持ちの整理が出来るわけなく、どうすることもできないでいた。
「あの子はね、おまえさんを、ずーとまっていたんだよ。ずっと。」
老婆はそういうと、とうとう我慢できずに、号泣した。
と、その時、
♪カラーン、カラーン………
休業中にし、だれも入ってくるはずのない入口があき、一人の女性が入ってきた。
それは一瞬、麻美の面影を放った。
見たことのある赤いコートを羽織ったその女性は由美姉だった。
そう、それは麻美のお気に入りのコートであった。
「由美姉……なんで?」
達也は由美姉に、麻美の面影を見たためか、瞬時にして感極まった。
「由美姉、ごめんなさい………」
泣き震えた声をふりしぼり、そう伝えるのが精一杯であった。
「たっちゃん………」
由美姉も、その一言で精一杯であった。
マスターが、立ちすくんだ由美姉を、麻美の席に 座らせ、あの”紅茶”を 無言で差し出した。
マスターと老婆は、”やっと”あの子が達也に出会えた ような気がした。


