私と隆くんとの出会いはあの時だ𓈒 𓂂𓏸私はアパレルショップのバイトからの帰りで空はもう真っ暗になっていた。
帰り道を省略しようとその日は誰も通らないような路地裏から帰った。
私はその日制服にあうように買ったハイソックスを履いていて雨水に汚れたくないと長靴を装備しカツカツと音を鳴らして歩いていた。
すると{やべぇ誰か来るぞ}という声が聞こえ私は気になりその先へ進んでみると
血の着いた鉄パイプが転がっていた。
きっとこれで殴ったのだろうか。
そこには頭から血を流した人が倒れている。それが「隆くん」だった。
「え、大丈夫ですか？」…返事がない。
「今から病院に運びますからね。安心して下さい」
しばらくすると三ツ谷は目が覚めた
「あ、起きましたか。しかし鉄パイプで頭殴るなんて卑怯な人ですねその人」
『この制服，同中じゃねぇかしかも女子（心の声）〙
『待てよ，俺今女子に運ばれてんのか？』
「ほら病院見えてきましたよ」
三ツ谷は頭が混乱したまま病院に運ばれた。
医者）頭を強く打っていますね…入院まででは無いですけど家で安静に寝てて下さい
「良かったぁ」と私は安心する。けれどやっぱり心配なので
「家まで送ります」と言った
『いや1人で帰れるからいいよ』と彼は言うが私はそれを拒否し家まで三ツ谷を送った
「もう無理しちゃダメですよ。家族の人が心配しちゃうから」
「それじゃあ」と小さく手を振ってその場を去った。
その時三ツ谷は顔を真っ赤にしていた。
