第一章 遅すぎた

元々彼氏は浮気性だった。そんなの彼女が1番わかってたし、でも私と付き合ってからプレゼントも受け取らなくなった。そう思ってたのにその人誰?

仁「梨沙ー!」
梨「仁!!どうしたの?」
仁「今日一緒に帰れない!ほんとにごめん!」
梨「そっか、全然いいよ!また明日ね!!」
仁「ありがとう!!」
このやり取りは何回も続いた。この頃もう終わりなんじゃないかと心の中では思っていた。

昼休み

華「梨沙、これ仁くんだよね?」
梨「えっ」
華「昨日塾の帰り見てさ、そしたら、」
梨「もう終わりかと思ってたんだよね、ほら仁浮気性だしさ、」
華「梨沙はいいの!?ほっといて!?彼女なんだよ!?」
梨「元々さ、私には釣り合わなかったんだよ、だって私キスとかしたくないんだよ?」
華「でも」
梨「嫌だァ、本当は別れたくない、」
華「うん、とりあえずちゃんと話した方がいいんじゃない」
梨「そうしてみる。」

放課後
屋上

仁「呼び出して何?」
梨「ねぇ、浮気してたの?」
仁「やっと気づいた?‪w」
梨「えっ」
仁「そもそも俺性欲強いのに何も出来ないって悲しすぎだろ、どれだけ我慢してたと思ってんの?付き合えばヤリたくなると思ってたけど梨沙全然変わんねぇし、」
梨「だったら浮気しないで別れれば」
仁「そうだな、じゃあ別れる。その前に1回ヤル?」
梨「ふざけないでよ」
仁「本気だよ、梨沙」
梨沙「イヤだ、やめてッン」

ガチャン

優「オイ!やめろ!」
梨「優」
仁「お前も浮気してんじゃん、連絡先消しとくから」
バン!
優「梨沙!!大丈夫か?」
梨「なんで優が?」
優「華ちゃんが心配してて」
梨「もうヤダ。好きだったのに、なんで、そんなにキスとか大事なの?」
優「もっと泣けよ」
梨「うわぁァァァ、」