青年はおもむろにその本を持ってレジに向かうとその本を買った。
すると紬の傍に戻ってくると買ったばかりの本が入った紙袋を紬の目の前に差し出した
青年「はいっこれ、良かったら貰って?」
紬「えぇ??いや!そんな··貰えませんよ!」
青年「どうして?」
紬「だっだって見ず知らずの人からプレゼントなんて··」
青年「見ず知らずだなんて··酷いなぁ僕は君のこと知ってるけど」
紬「えっ?えっと··」
青年「君、コパンって喫茶店で働いてるウェイトレスさんでしょ?」
紬「え··もしかして」
青年「僕、コパンに行ったことあるんだけどなぁ〜でも一度だけだから覚えてないか」
紬「私一度来てくれたお客さんの顔··忘れない方なんだけど··」
青年「人間の記憶って曖昧だから、自分でも気づかないうちに記憶を書き換えてる時があるんだって!だから気にしなくていいよ!」
紬「いや··でも〜」
青年「じゃあ今から知り合いになろうよ!僕は一橋 零治(ヒトツバシレイジ)歳は21慶応大学の三回生なんだ··君、幾つ?名前は?」