「廉来てくれたの!珍しい!」 「普段から参加すればいいのにぃ」 そんな声どっから出してんだってくらい 甲高い声で話しかけてくる女子たち。 親しくもないのに下の名前で呼ばれ、 ベタベタと触られ不快感が募る。 ボーリングをしてカラオケに行ったけれど 正直あまり記憶にない。 最後に公園に行きたいと誰かが言い出し 言われるがままについてきたけれど。 なぜか今。 僕と、目の前で真っ赤になっている女子だけに なっている。 「あの、、私、、ずっと廉くんのこと好きでした!付き合ってください!」