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翌日から新学年が始まったばかりだとは思えないほどのみっちり授業が始まった。
「ねね、清家さん。
わり、ちょっと寝てたからノート見せて?」
隣の席で高橋くんが少し笑いながら手を合わせている。
「私のでよければ…」
あまりまとまっている自信はないけれど、とりあえずテストに出るところも言ってたし、見せてあげないと高橋くんが困るだろうな。
そう思っておそるおそるノートを差し出す。
「うわ!めっちゃ綺麗じゃん
清家さんって絶対頭いいでしょ」
私の渡したノートを急いで書き写しながらそんなことを言ってくれる。
こんなにも面と向かって褒められることなんてあまりなかったから返答に困る。