そこから会話がどんどん増えて、みんなの好きな物とか、どんなことにハマっているのか、休日は何してるのかとかいっぱい聞くことが出来た。
話はいつの間にかガールズトークになっていって、好きなタイプとか、彼氏はいるのか私以外の3人がすごく盛りあがっていて、その話を聞くのがすごく楽しかった。
「おい、そんなガールズトーク俺は入れねぇし」
1人だけの男の子、高橋 智也(たかはし ともや)くんがそんな風に言ってたけど、それも笑いに変わって私たちのグループが1番の盛り上がりを見せていた。
休み時間になってもガールズトークで盛り上がる3人を残して、私はどうしても高橋くんにお礼が言いたくて、席を離れようとする高橋くんに勇気をだして話しかけた。

