キミに言いたいこと

「だから、ハッキリ言おうと思っ…、」




「い…嫌……っ!!!!」





彼の言葉を、途中で遮った。




だって、彼が今から何を言おうとしているのか分かってしまったから。



私に対して、呆れて、怒って、ムカついて、そんなことを思ってる人間が……彼氏が、わざわざ家にまで来て言うことなんて決まってる。




「聞きたくない……っ!聞きたくないよ…っ」




全部、全部、私が悪いけど……でも……聞きたくないよ。




「……そうか。じゃあ、もういい」




スっと立ち上がる彼。



声は変わらず、低く冷淡で。




「お粥、作っておいたから。お腹空いたら食べなよ。食欲ないなら、冷蔵庫にゼリーとプリンあるから」




「し、しんちゃ……」


「お大事に。じゃあ、帰るから」




そう言って、そそくさと部屋を出て行ってしまった。




ポツンとひとり取り残された私。






しばらくの間、そこから動けず、時計の針が時を刻む音だけが響いていた。