キミに言いたいこと

「嫌うわけない。俺だって寂しいよ。梨々香の声聞けないと寂しい」



「さっきその話しようとして、聞きたくないって拒否られて、死にそうになった」



「だって…振られると思ったんだもん……」



だから怖くて、聞けなかった。



全部、誤解だったけど。




「ホントバカだね。俺がどれだけ惚れ込んでるか知らないんだ?8年も一緒に居るのに」


「そ…そんなの知らないよ…っ」


「じゃあ分からせる」




真剣な顔でそう言ってから、彼は私にキスを落とした。


甘くて優しい、彼のキス。




やっぱり涙が止まらなくって。




キスが終わると、今度は思いっきり抱き寄せたられた。




いっぱいに広がるしんちゃんの匂い。



あの頃と変わらない、大好きな匂い。



「もう我慢しないこと。ほら、思ってること全部言って」



「え…今…?」



「当たり前だよ。今。今すぐ」




改めて言うと、なんだか恥ずかしい。



けど、多分……いや、絶対に。



言うまで解放してくれないだろうな。



観念しよう……。




そう思い、彼の方に顔を埋める。




「今日は…このまま一緒にいて欲しい…」



「うん」



「あと…それから…」




これか、キミに一番言いたいこと。




「しんちゃん、大好き」