キミに言いたいこと

「しんちゃん……っ、しんちゃん……っ」




彼の名前を呼びながら、その場に崩れ落ちた。




私、しんちゃんに……っ










「だから、その呼び方やめてってば」






……!?!?






え、今……。




恐る恐る後ろを振り返ると、帰ったはずの彼の姿。




「し、んちゃん……」



「あーあー。顔が凄いことになってるな。ほら、タオル。これで拭いて」




しゃがみ込み、タオルを差し出す彼。


けど、思考が停止している私は、ポカンと口を開けたまま固まっている。



彼は「ダメだこりゃ」と苦笑いすると、タオルを顔に押し付けた。