「約束、破っちゃった。ごめん。今度こそは話しかけないから。」


「……。」




約束……、そういえば、委員長漢字(神宮寺くん)と茜の浮気?現場を見せるために、


『もうすみれちゃんが話しかけてくれるまでは俺から話しかけない!!』


って言ってたっけ。小田巻くん……。




そんなこと、律儀に守ろうとしてたんだ。


でも、小田巻くんは盗撮犯でその盗撮写真を家に飾ってて、私が茜をイジメたなんて噂をたてた変態。



なのに私を助けようとする。




……どういうこと?




やっぱり、多少の嫌悪感はあるけど、やっぱり信じ、たい!


ダメだったら、もう諦めよう。

でも、ちゃんと話さなきゃ!



「小田巻く、」

「小田巻。」



私と委員長が同時に話していた。



「話がある。ちょっと借りるね。」



委員長は、前半は小田巻くん。後半は私に言って、どこかへ小田巻くんを連れて行ってしまった。




「話、聞けなかった……。」



次に、和に相談しようかと思ったけど、なんか今日のことでおかしいし……、って和のことでも悩んでたじゃん。本人に相談はできないな……。


責任とか計画とかって言ってたのは、なんかの暗号だったり?



でも、あの言い方じゃ|まるで和がイジメたみたいになっちゃうけどな。《・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・》

なんであんなことを言ったんだろう?和?


茜に相談は……、無理だし。


委員長に相談したら二の舞になって、また依存するに違いないからできない。




ううん……。

あ!!いい人がいるじゃん!!