「う〜!!ダメだった!!!」



小田巻くん‥‥‥、何回か話しかけたけど‥‥‥。





__無視された!!




ショック!!


しかも茜に小田巻くんをとられたからイジメたっていうあの噂が残っているから、クラ
スの子は


『ざまあじゃん(笑)』


『あんなやつに安田巻なんて似合わないしww』




っていわれたーーーー!!!


!”#$%&’()<>?^¥!?!?!?



あー、ダメだ。怒りで脳が一瞬バグった。




ひどくない!?無視って!!






しかも茜に話しかけたら、



「話しかけないでください。今までのこと、忘れたのですか?」



とか言ってくるし!?



そのせいで

『やっぱり私が茜のことをイジメたのがホント』

みたいな雰囲気がクラスで出ちゃってるし!?



何なの!?一体!?


私が茜にイジメなんてしてないこと、茜が一番わかってるのに!!



だいたい、噂噂噂って!!!





「まあ、私が悪いとこがある、もんね‥‥‥。」




『茜を無視した。』




このことが噂に信憑性をもたらしちゃっているしね。





「ごめんって、いえばよかったのかな‥‥‥。」






結局、茜をおいてそのまま逃げちゃったけど、あのとき謝ったほうが‥‥‥?





「あー、私、馬鹿だ。」




もう、なんだかイヤになってきた。




私が、悪いんだ‥‥‥。



委員長とか、茜とか、‥‥‥小田巻くんとか。



誰とも真正面からぶつからないで、逃げて。


その結果がご覧のとおりだ。



委員長に依存するだけじゃダメだった。


頼るばっかりじゃなくて、私から噂を消そうとしないといけなかった。



茜と話し合うべきだった。

そしたらこんな目にあわなかったのに。




小田巻くんとは、‥‥‥わからない。


怖い、近寄りたくない。


今もあの部屋の風景が私を悪夢へと突き落とす。





けど。

彼と交わした言葉が忘れられない。




彼とは‥‥‥一回本音ででぶつかってみたほうがよかったのかもしれない‥‥‥。



ああ、でもやっぱり怖い‥‥‥。

どうしよう‥‥‥、明日から。




__そんなことを考える余裕さえもなくなってしまうのに、この頃の私は随分とのんきだったものだ。


そう、あとから思う。