〜side 澄〜







「やっぱり無理か〜。ま、分かってはいたけど。」



ふと呟いた俺は教室の方へ歩く彼女を見て呟いた。



「ま、あの写真を見たらな……。」



彼女に渡したキモい(・・・)写真を思い浮かべる。


あれは俺のものじゃない(・・・・・・・・)



「気づいて、くれるかな?」



彼女は真相にたどり着くのか、否か。




「俺としては気が付いてほしくないけど。」







―――全ては彼女次第。