__委員長と別れて、家に帰って部屋に入った。
「はあ‥‥‥。」
気持ち悪かった。
それだけしか思えなかった。
ちょっとは信じてたのに。小田巻くんのこと。
でも今は怖い。怖い怖い!!
あんなことをしていたなんて!
そもそも何で私はあそこに行ったんだっけ?
「あれ‥‥‥?」
何かおかしくない?
私は小田巻くんの行方をきいたのに、委員長はそれに関して一言も言っていなかった。
委員長はただあの部屋に連れて行っていただけ‥‥‥?
誤魔化したの‥‥‥?委員長‥‥‥。
「委員長は、小田巻くんの行方を誤魔化したかった‥‥‥?」
っていうことは、やっぱり小田巻くんの行方を知っているんじゃない!?
でも、あの、写真。
ホントなの、かな?
もし委員長の言うとおりなら、私はやばい人を自ら助けることになる‥‥‥?
‥‥‥助けなきゃいけないのかな?
あんなひどいことをされたのに?
「‥‥‥どうしよう。」
『ねえ、平野さん。俺と付き合ってよ。』
『君が俺をふったのがいけないんだよ?』
左目にほくろのあるやつのことを、昔のことを思い出す。
怖い‥‥‥。
執着されることが‥‥‥。
それが、また‥‥‥?
‥‥‥とりあえずもう一回委員長に話を聞こう。
それをしてから小田巻くんについて考えよう。
いくら怖いって言ったって、やっぱり行方不明なら協力しなきゃ‥‥‥。
別に助けたいわけじゃない。
尋ねたかった。なんでこんなことをしたのか。
だから、聞かなきゃ。委員長に。小田巻くんのこと。
__だが、翌日、それは考えなくてもよくなっていた。